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超広角レンズとは?
超広角レンズとは、広い範囲を1枚の写真に収めたいときに使うレンズです。
ダイナミックな風景を撮りたいときは勿論、狭い室内での撮影でも大活躍するレンズです。
広い範囲が写せるということが最大のメリットですが、写せる範囲が広がることで、撮影難易度が跳ね上がります。
どちらかというと上級者向けのレンズなのかもしれません。
D5600におすすめな超広角レンズ
AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR
Nikon純正のレンズです。広角側が10mmなので、とても広い範囲を写すことができます。
ちなみに、D5600のレンズキットを買った人が持っているであろう標準レンズ『AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR』は広角側が18mmです。
標準レンズでも十分広い画角ですが、標準レンズよりも広い範囲を撮りたい人向けのレンズです。
F値が暗め(4.5~5.6)なので、昼間の風景撮影では問題ありませんが、薄暗い室内や夜間の撮影では不満がでるかもしれません。
F値を上げてシャープな写真を撮りたい場合は問題ありませんが、ボケを生かした写真が撮りたい人には向きません。
重量が約230gと軽量、レンズ本体も小さくコンパクトなので登山やキャンプ等のアウトドア活動に持っていきやすいと思います。
これほど安価で優れた超広角レンズはそうそうありません。NikonのDXフォーマット機を持っているのなら、買っても損しません。
SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM
シグマ製のレンズで、上で紹介した『AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR』と同じ画角でF値が3.5固定の明るいレンズです。
注意すべき点は、重量が520gと上で紹介した『AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR』よりも2倍以上重いこと。
F値3.5という部分が魅力に感じるのなら買っても良いレンズです。F値4.5~はちょっと・・・って方にお勧めのレンズです。
逆に、「明るさなんてRAW現像するからどうでもいい」という方は上にあげた『AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR』で十分です。
SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM
広角側が8mmという素晴らしいレンズです。とても広い範囲を写すことができるレンズです。
広いスケールを映したい方や、奥行きを大きく表現したい方にはうってつけのレンズです。F値は暗めです。昼間の風景撮影では全く問題ありませんが、夜間や暗い室内では手ブレに注意が必要です。
重さが555gもあるので、持ち歩きには苦労するかもしれませんが、8mmという超・超広角はこのレンズでしか体験できません。
このレンズの最大のデメリットは、レンズがデメキンのように飛び出ているのでフィルターが装着できない点。カバーはついていますが、扱いに注意しないとぶつけて破損の可能性もあります。
アマゾンの購入者レビューで、写真の四隅が歪むと記載されているので、気になる方は注意してください。(8mmという超広角を実現するためには仕方ないのかも知れません)
デメリットは多いですが、8mmの画角は非常に魅力的です。超広角レンズをせっかく買うんだから、とにかく広い範囲をダイナミックに撮りたいんだ!という方にお勧めです。
結局、どのレンズ買えば良いのか?
純正のレンズ・コンパクトで軽量がいい → 「AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR」
明るめの超広角レンズが欲しい → 「SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM」
驚異の焦点距離8mmでダイナミックに撮りたい → 「SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM」
さいごに
D5600で超広角レンズを購入する際の選択肢を3つ紹介してみました。
超広角レンズは、持っていると撮影の幅が広がります。広い範囲を写せるというメリットはありますが、写したくないものまで写ってしまいます。
写真は引き算といいますが、その引き算を理解していないと「ただ広く撮った写真」になってしまいます。
上級者向けのレンズだと思いますが、構図や撮影する際の立ち位置を考えるのも楽しいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!