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まずは結論
Z50は「カメラ初心者が最初に買うカメラ」におすすめです。
ただし、17万円の出費に耐えれる人に限る。
約15万円でダブルズームキットを購入し、2万円でSDカードや、レンズフィルター、予備バッテリー等の備品購入に充てる。
17万円が無理な方は、D5600というカメラがおすすめです。ダブルズームキットが約8万円で購入できます。
ニコン「Z50」とは?
2019年11月に発売のミラーレスカメラ「Z50」
フルサイズミラーレスの「Z6」や「Z7」と同じ「Zマウント」のカメラで、「Z6」や「Z7」は値段が高くて手が出せない方や、もっと気軽に写真を楽しみたいという方向けに開発されたカメラ。
デザイン的にはZ6やZ7をコンパクトに可愛くした感じで、ニコン特有の堅牢さはありますが、女子が持っていても違和感ないレベルです。
類似のカメラとの比較
Z50 | D5600 | Z6 | Z7 | |
画素数 | 2088万画素 | 2416万画素 | 2450万画素 | 4575万画素 |
ISO | ISO 100~51200 | ISO 100~25600 | ISO 100~51200 | ISO 64~25600 |
AF数 | 209点 | 39点 | 273点 | 493点 |
クリエイティブピクチャーコントロール
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全20種類 | 全20種類 | 全20種類 | |
モニター | 180度下回転チルト式3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル) | バイアングル式3.2型(3:2)TFT液晶モニター(タッチパネル) | チルト式3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル) | チルト式3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル) |
内蔵フラッシュ
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✓ | ✓ | ||
瞳AF | ✓ | ✓ | ✓ | |
大きさ(幅×高さ×奥行き)
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約126.5×93.5×60mm | 約124×97×70mm | 約134×100.5×67.5mm | 約134×100.5×67.5mm |
重さ(本体のみ)
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395g | 約415g | 約585g | 約585g |
バッテリー | Li-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL25 | Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL14a | Li-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL15b | Li-ionリチャージャブルバッテリーEN-EL15b |
機能説明
初心者の方が気にするであろう機能を説明していきます。
重量450gで比較的軽い
寸法は、約126.5(幅)×93.5(高さ)×60(奥行き)mm。重量はレンズ込みで約450gです。ちなみにZ6は約675g。コンパクトで人気な一眼レフカメラD5600は約465gです。
カバンに入れていてもさほど邪魔にならないサイズ感。重さに関しては店頭で実際に手に取ってみると分かりやすいと思います。
初めてカメラを買うのなら、コンパクトで軽い持ち歩きのしやすいカメラがおすすめです。Z50はコンパクトかつ軽量なので初心者でも気軽に持ち歩けます。
コンパクトで軽い?じゃあスマホとかコンデジでいいじゃん。ってなりますが、Z50には、レンズ交換ができるというロマンがあります。
僕も、D5600という一眼レフで写真を楽しんでいますが、レンズ交換しながら撮影するのは超楽しいのでおすすめです。
FTZマウントアダプターを使えば従来のレンズでも使用できますが、FTZマウントアダプター単品でも3万円程なので、カメラ初心者にはおすすめはできません。
しっかり握れるグリップ
ニコンのグリップはしっかりとホールドできるグリップとなっており、Z50にもしっかりホールドできるグリップが受け継がれています。
「しっかり握れる」というのは手ブレを抑える効果があります。カメラ自体にも「電子手ブレ補正」という機能が備わっていますが、まずは自分の腕で手ブレを抑えることが大切です。
チルト液晶
液晶画面を下に倒すことで自撮りが可能。
ですが、下方向に倒すので三脚使えなくね?手持ちで自撮りをするには広角レンズがないと厳しいかもしれませんし、使いどころが難しいかも。
正直、自撮りならスマホやGoProで十分だと思うので、自撮り目的でこのカメラを購入するのはおすすめできません。
瞳AF
人間の瞳に自動でピントを合わせてくれる機能。
Zシリーズ発売時は搭載されていませんでしたが、アップデートされて搭載されました。
ポートレートを撮りたい方におすすめの機能です。
瞳AF機能が魅力的でZ50を選ぶのはおすすめできません。瞳AFに関してはSONYの製品が群を抜いています。
SONYの製品であれば、動物にも瞳AFが使えます。Nikon製品の瞳AFでも動物の瞳に反応するというレビューも見かけましたが、正式な機能ではないようです。
これからのファームウェアアップデートに期待しましょう。
Creative Picture Control
Creative Picture Controlとかいう機能が搭載。
撮った写真を白黒にしたり、セピア調にしたり、色を淡くして優しい感じにしたりできる機能。
これを使えば簡単にインスタ映えな写真が作れます。
すでにライトルームやフォトショップを持っている方にはいらない機能ですが、写真初心者の方はこの機能で加工すると楽しいと思います。
SnapBridge
カメラからスマホへ写真を転送する機能。この機能によって撮った写真をすぐにSNSに投稿したり、LINEで友達に送ったりできます。
旅先での写真をすぐに投稿できるのは便利ですし、パソコンを持っていなくても写真をスマホに移動できます。
スマホを使ったリモート撮影もできるので、自撮りの際は便利。といってもカメラ自体にタイマー撮影機能が搭載されているので、使う機会は少ないと思います。
4K UHD動画
4Kで動画の撮影が可能。今どきはスマホでも4Kで撮れるし、わざわざカメラで動画を撮るかといわれると微妙ですが、一応4Kで撮れる。
カメラで動画を撮ることの最大のメリットはボケが作れること。ボケをうまく使ってVLOGを撮ってYouTubeに投稿するのも面白いかもしれませんね。
Z6買えば良くね?
「Z50」を買ったとして、将来、「Z6」や「Z7」等のフルサイズにステップアップしたくなる可能性があるなら、最初から「Z6」を買うべきだとは思います。
ちなみに、SONYのα7シリーズも人気のカメラで割と安価。レンズラインナップも豊富。
お財布と相談ですね。
Z50でも値段高くね?
僕も使っているD5600がおすすめです。Z50の半額くらいの値段で購入できます。レンズラインナップも豊富。
カメラを買って間もない時に書いた記事へのリンクを載せておきます。カメラ買うか迷っている方の背中を押せると思います。
さいごに
ガチガチに写真を楽しむ方にはお勧めできませんが、ゆるく写真を楽しみたいというライトユーザーにはお勧めできるカメラです。
まだカメラを購入していなくて、選択肢としてD5600が候補にある場合は選んでもいいカメラだと思います。
レンズラインナップがまだまだですが、これから揃っていくと予想されるので、先行投資みたいな感じになりますが、そこは問題ないと思います。