強い風でもビクともしない。「エリッゼステーク」の魅力と欠点について

キャンプ

キャンプギア紹介のコーナーです!

今回は「ELLISSEの鍛造ペグ」またの名を「エリッゼステーク」略して「エリステ」について書いていこうと思います!

そもそもペグって何よ

テントを地面に固定し、風に飛ばされたり、テントの形を綺麗に保つ役割があります。

キャンプ道具の中では地味なほうだけれど、無いと困る道具です。テントを購入した際に付属してくる場合もあります。

「エリッゼステーク」を紹介するよ

一般的なテントに付属しているペグはアルミペグというペグで、安価である反面、硬い地面には刺さりません。

無理やり打ち込むとペグのほうが曲がります。もし仮に打ち込めたとしても、強風が吹いた際にペグが抜けてテントが飛ばれ、けがをする危険性もあります。

おすすめは鍛造ペグと呼ばれる強いペグを別途購入し、使用することです。

僕のおすすめは「エリッゼステーク」です。

「エリッゼステーク」は鍛造ペグと呼ばれるペグで、硬い地面にもガンガン刺さっていけます。楕円系になっているので、地面に刺した後に回転せずにしっかりとテントやタープを固定してくれます。

鍛造とは?

金属の素材を金型やハンマー等で圧力を加えて成形。内部に空洞ができにくいので、強度に優れている。

回転しないようにV字やU字、ネジのようにスクリュー状になっているペグもありますが、このペグは楕円。超シンプルな形をしています。

ガイロープを通す場所は丸みを帯びており、カドやバリでロープを傷つけることがありません。

MADE IN JAPAN!

鍛冶の本場「燕三条」で作られています。

燕三条

新潟県のほぼ中央に位置する日本一の金物の町

豊富なカラーバリエーション

僕がAmazonで確認できた色は、黒、白、パープルピンクオレンジブロンズメッキクロームメッキステンレス(塗装無)ゴールド(Ultimate

黒色はカチオン電着塗装、その他は粉体塗装、メッキです。ちなみに黒色が一番人気のようです。

どの色を選ぶかは好みの問題ですが、赤色や黄色等の目立つ色ならペグの抜き忘れや紛失防止になります。目立つので足に引っ掛ける確率も下がります。長さで色を分ける人もいます。18cmは赤、28cmは黒といった感じに色分けしておくと整理しやすいかもしれません。

ペグは地味なキャンプギアですが、地味なところにもこだわることで、キャンプサイトがちょっぴりお洒落になります。

最適な長さを選ぼう

エリッゼステークは長さ18cm、28cm、38cmの3種類が存在します。

当然ですが、長いほうが風に強く、大きなテントやタープでも支えることができます。その反面、打ち込むのが面倒です。といっても5~10回程度、叩く回数が増えるだけです。

僕は、テント・タープに28cmを使用しています。小型テントであれば18cmでも問題ないと思いますが、風の影響を受けやすいタープは28cmの使用を推奨します。

38cmはちょっと長すぎるかな~と思いますが、大型のタープに使用すると良いかと思います。

Ultimateモデルについて

ゴールドカラーだけは他の色と比べて強度が強い。ペグ自体にも「Ultimate」と記載があります。真鍮メッキを施してからクリアコートをしているので、耐食性が高まっています。

エリステの販売ページにも

硬くて曲がらない、先端が潰れない、史上最強の鍛造ペグ エリッゼステーク Ultimate

と記載されています。

マジで強くて、どんな地面にでも刺さります。

  • 地面の中に石ある → 石を砕きながら刺さります
  • 氷上釣りで氷にペグダウンしたい → 刺さります

文句なしの最強ペグですね。

エリッゼステークの欠点

エリッゼステークというか鍛造ペグ全般の欠点となりますが、非常に重いです。スチール製で、内部に空洞がないので鉄本来の重さとなります。

  • 18cm → 77g/本
  • 28cm → 190g/本 
  • 38cm → 346g/本

僕がエリステを触った時の第一印象は「意外と重い」でした。

28cmを5本持ったらペグだけで約1kgになります。車で持ち歩く分には苦労しませんが、徒歩や自転車、バイク等の積載に制限のある場合は軽いペグを選んだほうが良いのかもしれません。

打ち込む際もそれなりのハンマーが必要となります。安物のゴムハンマーとか、そこら辺に落ちている石なんかでは厳しいです。

僕のおすすめは、ELISSEのペグハンマー。エリッゼステークと合わせて購入することを推奨します。

エリッゼぼペグハンマーの記事も執筆しているので、興味のある方は読んでみてください。

鍛造ペグを打ち込むなら「エリッゼのペグハンマー」がおすすめ!

塗装はがれについて

ハンマーでたたく部分の塗装はどうしても剥がれてしまいますが、それも味が出ると割り切れば問題ないと思います。

写真のものはキャンプで5回ほど使用しました。使用するハンマーや叩く強さ、地面の状態によっても剥がれの度合いが変わってきます。

使用するにつれ、地面に刺さる部分の塗装も剥がれてきますが、これに関しては味と割りきるしかありません。思い出の詰まったペグを育てていきましょう。

さいごに

僕が愛用しているペグ「エリッゼステーク」を紹介してみました。

整備された芝サイトであれば安物のペグでもキャンプできますが、湖畔や山林にあるキャンプ場だと地面が硬くてペグが刺さらない事態が起こります。そんな事になったらキャンプできません。

ペグはキャンプギアの中では地味なほうですが、楽しいキャンプをするには欠かせない存在です。

みんなも「エリステ」を使って楽しくキャンプしよう!